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2007年10月

秘め恋

恋愛に見方なんていないと思う。

それが20年生きてきたぼくの恋愛観。

誰もが自分の幸せを願っていて

他人の幸せなんて、願ってるようでそんなにそんなにだ。

そんな恋愛観を持つようになったのは大学2年になってから。

所属していたスケートサークルにあの子が入ってきたことがきっかけだった。

その子の名前は理佳。

背は150cmくらいで、やせ型。

髪はいつもアップにしている。

ちょっと抜けてるとこもあるけど、何に関してもまっすぐで真剣。

そんな彼女と仲良くなったのはつい最近。

サークルのコンパでたまたま隣同士になって恋愛話で意気投合。

今は彼女の恋の悩みの相談役。

彼女はぼくに隠すことなく恋愛話をする。

好きなタイプや嫌いな性格、今まで付き合った人のこと、そして2つ上の彼氏とのこと。

いつも快く聞いてあげてるけど、本当はそうじゃない。

彼女のことが好きだからだ。

彼女の恋愛話を聞いているのも、彼女と話せるから。

会ったこともない彼氏の話なんて正直どうでもいい。

でも聞いてほしいと言われれば聞いてあげたい。

今だってほら、メールが来た。

きっと彼氏とのこと。

でも、いい加減なアドバイスはしない。

絵文字だってたくさん使う。

彼女が喜ぶから。。。

恋愛の相談相手に恋をするくらいの相手に相談しなさい

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香水

10月の先生は忙しい。

芸術の秋だと思えば文化祭があり、スポーツの秋だと思えば運動会がある。

行事尽くしの10月。

私の学校は10月の第2日曜に文化祭を行うのが毎年の恒例。

子どもたちは図工の時間に粘土で作ったへんてこな人形や隣りの席の子を書いた絵などをお披露目する。

一番目立つところに自分の作品を飾ろうと、金曜の準備の時間は場所取りのじゃんけんで大騒ぎ。

負けた子はすぐ泣くし、勝った子は勝った子で負けた子なんかお構いなしに自慢しまくる。

これが子どもだ。

そんな戦争のような一日を終えて学校を後にする。

校舎の正面中央にある時計を見ると、もう8時を過ぎている。

彼との約束の時間まであと30分しかない。

帰って化粧を直す時間もない。

焦って家へ向かっていたその時、甘い香りの中に入った。

「あ、金木犀」

暗くてどこにあるかはわからないけど、確かに金木犀。

夜の澄んだ空気がその香りを際立たせる。

ゆっくり香りを楽しみたいけど、そんなことをしている暇はない。

立ち止まることなく私は駆け抜けた。

残ってた仕事片付け会いに行く金木犀が香る近道

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連作:デート

はじめての連作です。

男と女の両方の視点から1日を描きました。

短歌だけで作った物語、名づけて「もの短」。

楽しんでいただければと思います☆

どこ行くとか明日の服とか決めたから明日に備えて寝ることにします

普段しない付けまつ毛して家を出る今日のラッキーアイテムだもん

「ごめ~ん、待った?」「ぼくも今来たところ」それがしたくてゆっくり向かう

待ち合わせの駅に着いたら第一に服を褒めればいいとのことです

ありがとう今日の服を褒めてくれてそれより昨日髪を切ったの

行くとこは決めてあるけどとりあえず彼女の希望も聞いとくべきか

行ってみたいところはいっぱいあるけれどそれはあなたがいればの話

とりあえずどっちを向いてもコスモスがあたしを見てるとこへ行きたい

いつもより高い切符を買っているそれだけでもうワクワクしてる

電車って迷わないのが魅力的方向オンチな君とぼくでも

手をつなぐことはキスすることよりも恥ずかしいことあなたからして

一歩だけ君のうしろをあるくのは君がいるのを感じたいから

花たちが羨ましそうにこっち見るだめよこの人あたしのだから

花よりも君の方がきれいだよさらっと言えそう石田純一

「はい、あ~ん」おそらく君はそんなことするキャラじゃないでもでもでもでも

一口分残しておくのが女の子食べているのが大盛りだって

目の前を時計を持ったラビットが横切りそうな森の工房

あなた作ガラスの花瓶へんてこな形はたぶん愛の形ね

手作りのガラスのコップへんてこな形は君への愛の形さ

二本あるオールをあなたと半分こなんだかまっすぐ進んでいない

海の青夕陽の赤と混ざったら真っ黒夜がやってきました

帰り道やっと握ってくれた手をはなしたくない明日は仕事

君のことかえしたくないそんなくさいセリフの代わりにギュっと握る手

知らなかった君のこんなに小さな手守ってあげたいずっとずっと

おやすみのあなたのメールを待っているなかなか消えない火を消す言葉

さっきまで聞いてた君の声がまた聞きたくなっておやすみの電話

さっきまで見えてた星が減っていく明日がきっと食べているのね

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朧の森に棲む鬼

最後までばれなきゃ嘘もほんとって言えるのかもね例えば恋愛(やまよし)

市川染五郎最高ですね☆

悪役をあそこまで魅力的に演じてて。

ついつい惹かれてしまいます。

まぁ、ほんとにあんな人がいたら友達にはなりたくないですが。。。

そんな人物を爽快に演じきるってのはさすがプロ!

生で劇を見たくなりました。

もちょっと短歌

姿勢よく河辺に並ぶ街灯に導かれるまま橋の半分

キザっぽくケーキダイヤは入れないでケーキケーキダイヤはダイヤ

店を出て家まで帰る散歩道タクシーの道甘い誘惑

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